仕事内容

ハーブで作るオリーブオイルの石鹸

ハーブを使ったオリーブオイル石鹸の材料について
ハーブは市販のドライハーブをオリーブオイルに2週間ほど漬けた物を使います。
今回は先生があらかじめ漬けておいてくださった物を使いました。

ラベンダーとローズマリーとカモミール、全てドライハーブです。
もちろん、これに限らず、お好みのハーブが使えますよ。

もし、あなたのお宅で育てているハーブを使うなら、1日か2日天日干しにしてからオリーブオイルに漬け込むといいですよ。

この、ハーブを漬け込んだオリーブオイルだけでは石鹸を作るのに量が足りないので、不足分は別のオリーブオイルを足してやりましょう。

この他、石鹸作りに必要な材料は、ココナッツオイルとパームオイルと、苛性ソーダが必要です。

ココナッツオイルは、石鹸の泡立ち良くするために、パームオイルは石鹸の固さを保つために必要な材料です。

ココナッツオイルは、食用の物だと結構なお値段なので、食用ではない安価なものを使って下さいね。
パームオイルはお菓子などを作る時の材料になるショートニングの原料です。
ショートニングのパッケージの裏の原材料を見ると、パームオイルまたはパーム油と記載されています。
なので、パームオイル=ショートニングと考えていただければ大丈夫です。

そして、苛性ソーダですが、これは劇薬に指定されている薬剤です。
なので、購入する時は印鑑と身分証明書が必要になります。
薬局だけでなくドラッグストア等で購入する時も、印鑑と身分証明書の提示を求められます。
使用目的を聞かれることもありますが、石鹸を作る材料にする、と言えばたいてい売ってもらえます。

そんな劇薬の苛性ソーダですから、使用する時は必ずゴム手袋とマスク着用が必須になります。
これをしないで素手で苛性ソーダを扱うと火傷をしてしまいますし、マスクをしないと、喉の粘膜を傷めるので、激しく咳き込んでしまいます。

文字の色を替えて書いているということは、苛性ソーダがそれだけ危険な薬剤なのだということを理解して下さいね。

【材料の分量】
*ハーブ抽出オリーブオイル・・・360g
(1リットル入るガラス瓶に、オリーブオイル500gとその5?10%程度のお好みのドライハーブを入れて、日の当たる場所に置いて、全体を混ぜるように毎日便を振ってやります。これを2週間続けてハーブを晒しの布などでこせば、ハーブ抽出オイルの出来上がりです。)

*ココナッツオイル・・・・・・・90g
*パームオイル・・・・・・・・・60g
*苛性ソーダ・・・・・・・・・・66g
*精製水・・・・・・・・・・・・150g
◆これで牛乳パック1本分の石鹸が出来ます。

注1) 液体の分量がgで表示されていますよね。なので、全てデジタルスケールで重さを量って使います。)

注2) 各材料の分量は、石鹸を作るための最適な配合になっています。たくさん作る時はこの分量全てを2倍3倍に増やす分には大丈夫ですが、オイルだけとか精製水だけとか、苛性ソーダだけ、、、みたいに各材料をバラバラに増減するのは絶対にNGです。分量と配合の比率を守らないと、石鹸になりません。

ちなみに、精製水は薬局やドラッグストア等で手に入ります。
コンタクトレンズの洗浄用の水として売られていて、500mlで200円ぐらいです。

【用意する道具】
*ステンレス製のボウル・・・・・2個
(オイルを全て混ぜ、苛性ソーダも入れるので、比較的大きめの物を準備して下さい。)
*デジタルスケール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1台
*ガラスまたはプラスチックのボトル(ペットボトル不可)・・・2個
*細長いスプーン(苛性ソーダをすくうのに使います。)・・・・1本
*混ぜ棒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1本
*泡立て器・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1本
*スティックミキサー(あれば)・・・・・・・・・・・・・・・・・・1台
*棒状の温度計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2本
*牛乳パック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
*クッキングペーパー・・・・・・・・・・・・・・・・・・1枚
(サイズは、縦:牛乳パックの長さ+高さ×2 横:牛乳パックの高さ×3程度)
*エプロン、ゴム手袋、マスク
*新聞紙、ボロ布数枚
ハーブを使ったオリーブオイル石鹸の作り方
では、お待たせしました。
ハーブを使ったオリーブオイル石鹸の作り方です。

まず、作る前に、作業をする台に新聞紙を敷き詰めます。
石鹸の材料がこぼれることがあるので、作業台を保護するためです。

*混ぜた石鹸液を入れて固める型を作ります。
クッキングシートに、図のように切り目を入れてます。
牛乳パックにも切り目を入れます。

牛乳パックは、上の部分をフタにするので、その他の部分の要所要所をホチキスで止めておきます。

牛乳パックの中にクッキングシートを入れて、四隅を折り込み、型を作っておきます。

これで、型の準備が出来ました。

*石鹸を作りましょう。

まず、オイルの準備です。
オリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイルを1つのボウルに合わせます。

次に、苛性ソーダを、ガラス瓶に量り入れます。
ここでゴム手袋とマスクを必ず着けて下さい。

デジタルスケールにガラス瓶を乗せて、ゼロ表示の設定をします。
苛性ソーダを、細いスプーンを使ってすくい取りながらガラス瓶に入れて、必要量を正確に量り取ります。

オイルをボールごと湯煎にかけて、45℃くらいまで温め、火から降ろしておきます。

精製水を、デジタルスケールに乗せてゼロ表示を設定したガラス瓶に、必要量を正確に量り取ります。

大きめのボウルに水道水、氷、凍らせた保冷剤を入れて、氷水を準備します。

苛性ソーダが入っているガラス瓶に精製水を入れます。
この時一気に入れるのではなく、数回に分けて、混ぜ棒で混ぜながら入れます。
すぐに温度が80℃以上に上昇して熱くなるので、気をつけながら、先ほど準備しておいた氷水のボウルにガラス瓶が半分浸かるくらい浸して、棒状の温度計で混ぜながら、苛性ソーダ水を40℃まで温度を下げて行きます。

苛性ソーダ水とオイルの温度を40℃に合わせて、オイルの中に苛性ソーダ水を、泡立器で混ぜながら少しずつ混ぜていきます。

苛性ソーダ水を入れてしまっても、泡立器でしっかり混ぜ続け、乳化させていきます。

このまま泡立て器で手動で混ぜ続けると、何時間もかかってしまいますから、もし電動のスティックミキサー(バーミックスのような物)をお持ちなら、それを使って混ぜると、あっという間に石鹸液が混ぜあがります。

この際、スティックミキサーの混ぜる部分をボウルのそこに常につけて混ぜて下さい。
少しでも混ぜながらミキサーを引き上げたりすると、石鹸液が飛び散って、火傷をしますので、特に注意が必要です。
石鹸液が混ぜ上がったといっても、まだ苛性ソーダが強く効いていますから、油断禁物です。

石鹸液の混ぜあがりの目安は、ミキサーのスイッチを切って引き上げた時に垂れる石鹸液で、ボウルに入っている石鹸液の表面に文字が書けるくらいです。

*石鹸液を成型しましょう。
準備しておいた牛乳パックの型に石鹸液を少しずつ流し込みます。
この時は、ボウルに石鹸液がくっついているので、ゴムベラを使ってボウルについている石鹸液もきれいにすくって、型に入れていきましょう。

石鹸液を入れたら、型ごと数回テーブルに軽く垂直に落として空気抜きをします。

今回の講座では、この段階で石鹸液の上に、先生が準備してくださったマリーゴールドのドライハーブを散らせました。
あなたがお作りになる時は、ご自分のお好みの物を使って構わないと思いますが、オイルに漬け込んだハーブの香りと相性のいい物を使うといいですね。

ここまで出来たら、牛乳パックの型のフタを閉めて、布製のガムテープやセロハンテープで留めて形が崩れないようにします。

このまま、お家の中の、直射日光が当たらない冷暗所で2日ほど置いて、その後、型を開いて、包丁などで切り分けます。

ただ、この時点ではまだ苛性ソーダが強く効いているので、ゴム手袋を必ず着けて下さい。

切り分けたら、それぞれ切り口を上にして寝かせ、そのまま、同じく直射日光が当たらない冷暗所で、1ヶ月ほど熟成させ、やっと石鹸が出来上がります。

熟成してしまったら、もう苛性ソーダの心配はなくなりますから、安心して使って下さいね。
ハーブを使ったオリーブオイル石鹸を使う時の注意点
この石鹸はオイル分が多いので、市販の石鹸や洗顔料に比べると、洗顔後にお肌が突っ張りにくいのが特徴です。
いわゆる、しっとり感が感じられます。
洗顔にも、体を洗うボディソープにも適しています。

ただ、湿気が多く室温が高い場所では溶けやすい、という欠点があります。
なので、お風呂場にそのまま置いておくと、結構ドロドロに溶けてしまいます。

そうなった物も使えるので問題はありませんが、出来ることなら溶かさない方がいいですよね。
なので、使った後はお風呂場でなく、洗面所などで保管することをお勧めします。

でも、、、これは私とA子さんの体験なのですが、石鹸置きの下に固いスポンジが敷いてあると、石鹸は溶けにくいことがわかりました。
というのも、いつも体験講座を受ける時に私たちが車を駐めておく、会場近くのショッピングモールの中の300円ショップで偶然見つけた石鹸置きが、そういう作りになっていたからです。
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もし、売っている物が見つからない時でも、石鹸置きの下に固めのスポンジを置けばいいと思います。
下がスポンジになっていたら、もし石鹸が溶けてもスポンジにくっつきますから、その時はスポンジごと泡立てて洗顔やボディーソープとして使えますからね♪♪

それと、これは今回の講座で先生に質問があって話題になったことなのですが、オリーブオイル石鹸は添加物が入っていない純粋な石鹸なので、熟成して使えるようになってからは、出来るだけ早く使い切ってしまった方がいいということです。

理由としては、香りが徐々に飛んでしまうので、1年も経つとオイルの匂いの方が強くなってしまうからです。
石鹸になってしまっているので、元の苛性ソーダに戻る、なんていうことはありませんが、出来るだけ新鮮な方が、洗顔にもボディーソープにも、使う時に気持ちがいいから、ということでした。

石鹸として使えなくなるほど劣化するのはかなり時間が経てからだと思いますが、私とA子さんのように数ヶ月に1度ずつ講座で石鹸を作っていると、知り合いなどにプレゼントしない限り、どうしても余ってしまいます。
贅沢な悩みなのですが、そうなってくると古い順から、台所用に回したり、掃除に使った雑巾を洗うのに使ったりと、使い道を変えていきます。

でも、牛乳パック1本分のオリーブオイル石鹸ともなると、市販の物だと1万円くらいするのが相場です。
そう考えると、オリーブオイル石鹸は手作りの方がかなりコスパがいいように思います。

1人で作るには、苛性ソーダ水とオイル類の温度をそれぞれ40℃に合わせるのが少し難しいかもしれませんから、その時はお友達を誘って2、3人で、今回ご紹介した分量の2倍を作って分けるといいと思います。

今回はオリーブオイルにハーブを漬け込んだ物を使ったのですが、石鹸液を作るまでは香りをつけずに、後でアロマオイルで香り付けをすることも出来ます。

アロマオイルを入れるのは、石鹸液が出来上がって、型に入れる直前です。
アロマオイルはお好みの物を1種類だけでも、複数のアロマオイルをブレンドしてもOKです。
入れる分量はお好みで構いませんが、少ないと全く香りがつきませんから、ちょっと贅沢ですが、最低でも10ml以上は入れて下さいね。

今回は、ハーブで十分香りが付いているので、アロマオイルは入れませんでした。

A子さんはいろんなハーブをお家で育てていらっしゃるので、作ろうと思えばすぐにでも出来るし、私もA子さんから苗を頂いたり、母が生前植えていてくれたハーブを、庭に少し持っているので、自分なりにアレンジすれば出来そうで、そう考えるとワクワクしてきました(⌒▽⌒)

前回ご紹介したハーブビネガーやバーブオイルとともに、今回のオリーブオイル石鹸にも、ハーブが利用出来る知恵を頂けて、とても幸せな気分を味わっています。

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